プルミエダンスール(スーパーバレリーナの08) 第2戦


キャロットクラブ・イチオシ特選2歳馬情報第1弾のプルミエダンスール。

もっとも売れ残り馬に対する在庫整理の為の誇大特集のようにも感じるが、

今回の走り次第でその真否がわかる。


初戦の前走大敗後、出走間隔を空ける為にグリーンウッドに放牧に出されていましたが、

4月24日に栗東トレセンに帰厩。

5月8日 京都3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合に出走!!

11着(シンガリ)/8番人気。

勝ち馬から7.3秒離され堂々のタイムオーバー。

全くいいところなし。ぐふっ。

レース回顧とレース後の小牧太騎手、岡田稲男調教師のコメントを掲載。


イチオシ特選2歳馬情報は完全否定。

(2010年5月10日更新)

2010年4月23日作成

●前走後、出走間隔を空けるためにグリーンウッドに放牧に出されましたが、4月24日に帰厩予定になりました

 前走後、優先出走権を確保出来なかった為に出走間隔を空けなければならずグリーンウッドに放牧に出されていた我らが愛馬プルミエダンスールですが、4月23日のクラブ公式HPプルミエダンスールの近況報告では4月24日に帰厩予定とのことです。

 放牧された馬は帰厩後10日間は出走できないという10日ルールがありますので、出走は早くても5月8日、9日になりますね。

 前走は弱面とはいえ、既走馬に混じっての初戦。そして完全に追い不足という状態で大敗しました。2走目の今回は大敗の言い訳は出来ません。次に繋がるいいレースを見たいですね。もっとも、乗せてくる騎手で師のこの馬に対する評価がわかりそうなものですが(笑)。

これ以降は4月25日に作成

●予定通り24日に帰厩しました

 4月25日に更新されましたクラブ公式HPプルミエダンスールの近況報告では、我らが愛馬プルミエダンスールは予定通り24日に栗東トレセンに帰厩したとのことです。

 ここからトレセンでの追い切りが始まるわけですが、動きが重たかった前走よりもいい動きを見せて欲しいですね。期待したいと思います。

これ以降は5月5日に作成

●追い切り情報(5月5日更新)

前走前 3月17日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.4
3F 40.2
2F 26.4
1F 13.1
ショウナンカガリビ(3歳500万下)馬なりに0.3秒先行クビ遅れ



4月29日 栗東坂路 不良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 58.6
3F 42.5
2F 27.5
1F 13.5


5月1日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 56.9
3F 43.3
1F 15.3[6]


5月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.7
3F 41.6
2F 27.6
1F 13.6
フラッテローザ(3歳未勝利)馬なりを0.2秒追走同入


5月5日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.2
3F 39.5
2F 26.5
1F 13.4
 4月29日、帰厩後初めての時計を計時しました。動きはまだまだですが、今週出走するわけでもありませんし、これからの動きに期待しましょう。

 5月1日、ポリトラックで追われました。それだけ状態が良いのでしょう。とにかく、今回変わり身を期待します。

 5月2日、徐々に時計が詰って来ました。これから前走前以上の動きを期待したいですね。

 5月5日、前走の55.4秒という”ヘボ時計”を大きく上回る坂路4F53.2秒の時計を計時しました。全く能力のない馬ですと、ここまでは出ないですから、それなりの脚力はあると言えます。終いの時計は要していますが、これだけ全体の時計が速ければ、未勝利クラスでは仕方ないと言うところでしょう。
 以下は本日(5月5日)更新されましたクラブ公式HPプルミエダンスールの近況です。

今朝は坂路で追い切りました。ラスト1ハロンのタイムは物足りなく感じますが、前半に13秒台のラップが並んでいることを考えると、よく粘っていると言えますし、それだけ動けるようになったということでもあります。走り自体も悪くありませんね。これなら十分いい仕上がりで今週の競馬に臨めそうです。ちょっと間隔はあきましたが、前走乗ってくれた小牧騎手が再度跨ってくれますし、いいレースを期待したいですね」(岡田師)

 ということで、私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。追い切りの本数や5日の追い切りの終い13秒等を考慮してのものです。しかし、前走よりも内容は良化するでしょう。そうは言っても、今回の方が遥かに相手が強いですし、着はさほど変わらないと思いますが。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月5日 京都3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合 全14頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
オンワードホープ 熊沢重文  4/04 未勝利 阪神ダ1800 10 11 11
サーノ 岩田康誠  4/24 未勝利 京都ダ1800
セトウチリーダー 田中健  4/18 未勝利 福島ダ1700 14 13 10 16 12
タガノマージョラム 松山弘平  4/24 未勝利 京都ダ1800
テイエムゴッタマシ 芹沢純一  4/19 未勝利 福島芝1200 16 11
ナンヨースラッガー 幸英明  4/25 未勝利 京都ダ1800
ニシノスローン 熊沢重文  4/18 未勝利 阪神ダ1800
フィールドドリーム 北村友一  4/18 未勝利 阪神ダ1800
プリサイスドリーム 川田将雅  4/18 未勝利 阪神ダ1800 10
プルミエダンスール 小牧太  3/20 未勝利 阪神ダ1800 10 B−
ミッキーメロディ 国分恭介  4/17 未勝利 阪神ダ1800
メモリーセイバー 四位洋文  3/07 新馬 阪神芝2000 16
モーレツ 北村友一  4/17 未勝利 阪神ダ1800
モンテローザ 武幸四郎  4/24 未勝利 京都ダ1800 13 16

は前4節以内の優先出走権を持つ馬

 なんとなんと、前4節以内の優先出走権を持つ馬が7頭もいます。それ以外ではモーレツも成績は安定していますし、これでは出走したといってもプルミエダンスールは出走奨励金の貰える8着ですら厳しいでしょう。

 プルミエダンスールは追い切りの動きが前走前よりも格段にいいので、前走のようなハチャメチャな走破時計にはならないと思いますが、着順の良化は厳しいでしょう。もちろん、未勝利クラスも随分とメンバーが弱くなっていますので、こういったところで他馬を蹴散らして欲しいものですが、前走の内容から強気にはとてもなれません(笑)。

●京都ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

これ以降は5月6日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月8日 京都3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合 全11頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アズマクロシオ 高倉稜  4/25 未勝利 福島芝2000 12 14 13 12 13
オンワードホープ 松山弘平  4/04 未勝利 阪神ダ1800 10 11 11
スズカコネクション 藤岡佑介  4/19 未勝利 福島芝2000 16
ディープドリーム 池添謙一  4/25 未勝利 京都芝1800 16 10 10
ナンヨースラッガー 幸英明  4/25 未勝利 京都ダ1800
ニシノスローン 浜中俊  4/18 未勝利 阪神ダ1800
プリサイスドリーム 川田将雅  4/18 未勝利 阪神ダ1800 10
プルミエダンスール 小牧太  3/20 未勝利 阪神ダ1800 10 B−
ミッキーメロディ 和田竜二  4/17 未勝利 阪神ダ1800
メイショウクレモナ 石橋守  4/24 未勝利 福島ダ1150 10 12
メモリーセイバー 四位洋文  3/07 新馬 阪神芝2000 16

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

サーノ、ダガノマージョラム、フイールドドリームといった有力馬が消え、弱そうなメンバーが入ってきました。

これ以降は5月7日に作成

●騎手は前走に引き続き小牧太騎手

 今回のプルミエダンスールの鞍上は前走に引き続き小牧太騎手で、ほとんど人気通りの着が多い騎手です。人気馬で崩れない反面、人気薄であっと驚く激走がほとんどない印象です。・・・ということは今回のプルミエの着は9着前後と思われます。

●ほっさん予想

 実績的にも追い切りの動き的にもプルミエダンスールよりもいい馬が多く、プルミエも前走よりも追い切りの動きが良化したと言っても、常識的には9番人気あたりでしょう。そうすると、何が何でも出走奨励金が貰えて、出走手当が5万円減額されない8着以内を望むわけですが、いかにも、この8着から10着といったところがプルミエの着順と予想します。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
ナンヨースラッガー
ミッキーメロディ
アズマクロシオ
メモリーセイバー
プリサイスドリーム △△
ディープドリーム △△
オンワードホープ
プルミエダンスール
ニシノスローン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ミッキーメロディ 2.4
ナンヨースラッガー 3.8
ニシノスローン 4.7
メモリーセイバー 7.7
プリサイスドリーム 7.9
ディープドリーム 12.2
プルミエダンスール 21.7
オンワードホープ 24.2
スズカコネクション 26.6
以下50倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
プルミエダンスール 29 29


デイリー馬三郎

予想印

◎ ナンヨースラッガー
○ ミッキーメロディ
▲ メモリーセイバー

以下省略

プルミエダンスールは無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

プルミエダンスール(10着)

 「既走馬相手の初戦ということもありますが、まだ走り方が分かっていないという印象でした。スタートでもポンと上に跳ねるような感じでしたし、砂を被って逃げ腰になっていましたからね。ただ、乗り味はいいし、いかにも使って変わってきそうですよ」(小牧太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「歩様に硬さがあり、ビッシリとは仕上げていない状態でしたし、後方からのレースになったのは仕方ありません。それでも最後の直線ではしっかりと伸びる格好をしていましたし、実戦を経験して得たものは大きいですね。間隔をあけないと出走が難しいので一度リフレッシュさせますが、使って良くなりそうな手ごたえもありますし、放牧先でも体を緩めないように調整してもらいます」(岡田稲男調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

プルミエダンスール

 「前回は順調さを欠いていたからね。この中間は順調だし、1度使った上積みは見込めそう。」(岡田稲男調教師・デイリー馬三郎)

 「今朝は坂路で追い切りました。ラスト1ハロンのタイムは物足りなく感じますが、前半に13秒台のラップが並んでいることを考えると、よく粘っていると言えますし、それだけ動けるようになったということでもあります。走り自体も悪くありませんね。これなら十分いい仕上がりで今週の競馬に臨めそうです。ちょっと間隔はあきましたが、前走乗ってくれた小牧騎手が再度跨ってくれますし、いいレースを期待したいですね」(5月5日・岡田稲男調教師・キャロットクラブ公式HP)

●当日は仕事で行けません

 5月9日は休日の私でしたが、8日は出勤日の為に現地応援に行けません。うーん、残念。初戦も日が合わなかったですし、1度愛馬プルミエダンスールを生で見たいのですが、こればかりはどうしようもありませんね。次走に期待します。

 口取りに申し込まれている方はお一人ですか。確かに、メンバー的にも勝てそうな気はしませんね(笑)。

これ以降は5月10日に作成

●レース 

 プルミエダンスールはやや煽ったような出方で出負けします。その後押して押して8番手の外につけます。1角では外へ外へと行きたがるのを矯正しての連続になります。

 向正面の入り口あたりでマクリ気味に外を上がって行きます。一時は5番手までつけますが、3角手前では失速。そのまま一気に最後方まで下がりその後もズルズルと後退。まるで故障発生を思わせる失速ぶりでした。

 4角ではムチの連打を浴びるもまったく加速せず。勝ち馬から7.3秒も離され文句なしのタイムオーバー(1か月の出走停止)になりました。

●時計の評価

 京都ダート1800mは未勝利クラスの平均勝ちタイムが1分55秒4良馬場です。当然2分を超えているプルミエダンスールの時計は話にならず、次走は単勝万馬券確実です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

プルミエダンスール(11着)

 「前半は終始外に逃げていてコントロールできない状態でした。それでも行きっぷりは良かったのに、3コーナーあたりからまったく進んでいかなくなってしまいました。どうしたのかちょっと理由がわかりません」(小牧太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「馬場や坂路の入り口でゴネたりすることはあるのですが、今回の競馬では普段以上の気難しさが出てしまって競馬になりませんでした。ずっと外にモタれていたし、矯正するにもできなくなっていました。キャリアが浅いですし、経験を積みながら走りを覚えさせていかなければいけません。残念ながらタイムオーバーになってしまいましたし、いったん立て直して改めて次へ向かっていきます」(岡田稲男調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 私は今回の一戦でプルミエダンスールはもう引退するのかと思いました。それほど内容的にも悪く、どこかを少し矯正した程度では治らないと思います。また、1から教えていくには未勝利戦終了まで時間がなさすぎます。

 これが2歳の秋だ冬だならじっくりと矯正もできるでしょう。しかし、もう3歳の5月です。未勝利戦の終了までは実質4か月しかありません。しかもタイムオーバーで1か月は出走できません。

 イチオシ!!特選2歳馬の意地で続戦するのでしょうが、残念ながら保護者としては冷め冷めです。

●最後に

 くどいようですが、この馬はイチオシ!!特選2歳馬情報というキャロットクラブの情報を信じて(乗っかって)購入した馬です。私の相馬でもいいところがなかった馬ですし、実際、この特選なる情報が出るまでは見向きもしなかった馬です。

 クラブのいう特選とはいかなる馬なのかということで購入しましたが、騙された感で一杯です。平然と今年も同じ手口で売れない馬の在庫セールをやっていますが、他の特選馬も走らなければ、この企画はやめるできです。いくら走るか走らないかは馬次第とはいえ、”イチオシ”だの”特選”だのは言い過ぎでしょう。誇大広告以外の何物でもありません。

 私はクラブを信用したい人間として、曖昧な情報の提供は望みません。しっかりと良い情報も悪い情報も真実のみを提供していただいて、会員に不信感を抱かれないようなクラブになって欲しいのです。

 あまりにいい加減な情報提供をするばかりに経営が傾きかけている某クラブのようになって欲しくないのです。

 よろしくお願いいたします。

最後までご愛読ありがとうございました

2010年4月23日作成 25日、29日、5月1日、2日、5日、6日、7日、10日加筆
プルミエダンスールの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年 3月20日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (10着/7番人気)

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